多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科4年、キャストの土本燈子(とうこ)です。日頃の稽古と、モワモワ考えていることを書きます。
稽古場の土本。撮影:安藤保佳(制作)
稽古のスタートは「朝の会」です。
小学校ぶりのこの響きにワクワクします。全セクションが広い教室に集まって、一人ずつ、全員の名前を呼んで行きます。
毎朝、43人に名前を呼ばれます。嬉しい。「素敵な名前だなー」「名前を呼ぶって、ほとんど告白だなー」などと考えていると自分の番になっていて焦ります。
朝のミーティングの様子。撮影:滝田礼那(制作)
あと12回稽古をしたら本番が来るそうです。多いのか少ないのか、すっかりわからないです。事務局のトヨばあ(製作委員長:加納豊美)の「予算はいくらあっても足りないし、どんなに少なくても足りる」という言葉を思い出しています。
日頃の稽古
舞台上で、台詞を言うことを目標にしています。当たり前すぎて、だけどそれだけでもなかなか難しいです。
シアターゲーム中。撮影:安藤保佳(制作)
台本では、場面ごとに小見出しがついているのですが、その小見出しが好きです。読む時におもしろって思ってくれたらいい、くらいだと西さんは言っていたけれど、そこから壮大な冒険に出かけることもできるような見出しで、力をもらっています。
レポートは何を書いたらいいかと悩みましたが、休憩時間にキャストのこうちゃん(三島孝之輔)に手相を見てもらって「喋るのが苦手。文章を書くのが得意なタイプ」と言われて有頂天になって、ウキウキ書きました。レポート企画を始めた制作の方にも感謝です。
わからないことに気付ける力を持ち続けたいです。作品に触れてもらえたらすごく嬉しいです。よろしくお願いします。
土本燈子
Comments