キャストを務めています。桐朋学園芸術短期大学2年生の三島孝之輔(みしまこうのすけ)です。
今回は私が、稽古場の様子をレポートしていきます。宜しくお願いします。
シアターゲーム中の三島。撮影:安藤保佳(制作)
本読み
ラジオ体操と体幹で少し身体を動かした後、読み稽古を行いました。
手探りに色々な読み方を試し、台本全体の流れと不明瞭な部分を確認します。細かい単語の違いで、観客が受ける印象が大きく変わる場合があるからです。
時間をかけて咀嚼する。
質問が出れば、都度、解決するべく立ち止まります。疑問が残ったまま芝居をすると、役者が迷いながら演技をしてしまうからという理由もありますが、それとは別に役者で分からない部分は観客に伝わらないのではないかという問題もあって、丁寧に行うのです。
撮影:三島孝之輔(キャスト)
こうやって沢山の工程を踏むことは、時間がかかり面倒でもあります。が、立ち止まりながら咀嚼し読むことは、舞台を具体的にイメージしながら、読む事が出来るというメリットもある、と私は思います。
読み稽古が終わってからは、明日の立ち稽古に向け舞台がどのような構造になっているのか確認して、今日の稽古は終わりです。
「憲法」を「チャット」
憲法は、良くも悪くも捉え方が自由です。そこをどう取り扱うかは、難しい問題です。
この台本を、どう提示するのがより良いか話し合う時間も、読み進める合間にも沢山あります。
撮影:安藤保佳(制作)
創作を通し憲法について話し合う場が、このカンパニーでは沢山あって、それはすごく大切な事だと感じています。学校や家族間で、憲法について話し合える場をつくることも出来たら素敵だと思います。
『あたらしい憲法の話3』、是非観に来て下さい。
三島孝之輔
Комментарии