こんにちは。こんばんわ。
桜美林大学 芸術文化学群 演劇ダンス専修 2年の高橋卓臣です。キャストとして参加させていただいています。
今回は、これまでの稽古場の日々を通して、私が感じたことを記したいと思います。
稽古場の高橋。撮影:安藤保佳(制作)
稽古場という空間と憲法。
私にとっては今回、初舞台となります。
昨年から参加してきた舞台はありましたが、このような状況下で次々と中止になり、舞台に立つことはありませんでした。
なので、今回の作品を創り上げていく上で、稽古場という空間において、色々と複雑に考えることがとても多かったです。
まとまる個の存在って何。
東京の演劇を学ぶ5大学の学生らと創り上げる本作品。
それぞれの大学から学んだ経験を活かしつつ、一つの作品を創り上げる、まとめあげるという過程にうまく言葉にできない難しさや不安を正直、感じていました。
それは個が尊重される演劇の特質がありながら、自然と起こり得てしまう矛盾のようなものに対してです。
稽古場という空間とは。
社会における憲法とは。
とても近いものを感じるこの2つが何であるかを皆で話し合い、考えながら日々創作しています。
撮影:安藤保佳(制作)
「 愛 」
私にとって今の稽古場は、多様な愛が飛び交う空間として感じられています。とても充実しています。
それは、お互いを思う愛であり、作品への愛であり、演劇への愛であり、これからを想う未来への愛です。
これらの愛がこの作品の意義を日々大きなものにしている実感がたしかにあります。
答えを出せているわけではなく、はっきりと答えを出せるのかどうかも分かりませんが、知り、学び、考える、この空間での繋がりはこの先も大事にしていきたいです。
撮影:安藤保佳(制作)
これからも続いていく稽古がとても楽しみです。
ぜひ本番にご期待ください。
届けるべきものを届けます。
高橋卓臣
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