こんにちは。こんばんは。
多摩美術大学4年の柿原寛子(かっきー)です。キャストとして参加しています。
今回は、稽古の様子についてレポートしたいと思います。
午前の稽古
ストレッチや体幹、シアターゲームをして身体を動かしました。
1つ紹介しますと、声を当てるというゲームをやりました。目を閉じた状態で、誰が自分の名前を読んだかを当てていきます。
稽古をしていく中で、声はすごく重要だなと感じています。特にコロナ禍では、マスクをつけた状態なので口の動きが見えず、声で判断しなければいけません。
だんだんと、お互いの声の特徴がわかるようになってきたと感じます。
シアターゲームをする柿原。
撮影:安藤保佳(制作)
余談ですが、家に帰ってからマスクをした状態の声と外した状態の声を録音して聞いてみました。
正直違いはあまり分からなかったのですが、微かにクリアさが違うような。でも確実に、マスクをつけた時の方が身体には力が入っているなと感じました。
ちなみに私は自分の声を録音で聞くたびに衝撃を受けます。思っていたのと違う!となります。
メモメモ...✍ 撮影:安藤保佳(制作)
午後の稽古
体を動かしながら、とあるシーンをつくったり考えたりしました。チームごとに分かれ、そこのシーンで必要な身体のかたちを探るようなことをやっていました。
例えば、ウサギをやってみて~と言われて、手を耳に当て、ジャンプをすればウサギには見えると思います。でも、本物ぽく見せたいのであれば、もっと別の方法を探す必要があります。
撮影:安藤保佳(制作)
今日はそんな感じで、見せ方と身体に注目しながら色んな表現方法を探りました。内容は言えないので、ウサギに例えてしまいました。
また、全員が共通した身体感覚を持つ方法も探りました。
例えば、歩くという動き。速く歩けと言われて、みんなが全く同じスピードなわけがない。稽古の中では、その違いを面白がりながら、同じにスピードになるように、同じに見えるように互いに研究していきたいです。
撮影:安藤保佳(制作)
憲法や作品について
稽古が始まってから、価値観や考え方の違いを知ることが多くなりました。
撮影:安藤保佳(制作)
憲法に関しても、人によって見え方が全く違うということを感じて色んな発見があります。同じように思わなければいけない、というのは本当に難しいことだと思います。
でも、同じように思うことは、自分に嘘をつけば簡単にできてしまうから不思議です。これから、まだまだ、もっと色んな考えに出会えることも楽しみです。
撮影:安藤保佳(制作)
こんな感じで、日々の稽古では色んな発見があります。そして頭をフル回転させています。是非、本番を見に来ていただけたら嬉しいです。
柿原寛子
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